独立三十周年記念
下平克宏演能の会
出演・曲目・カード
能「卒都婆小町」 下平克宏、狂言「二人袴」 野村萬斎、仕舞「砧」 観世清和 他 仕舞、能「乱」 大槻崇充
あらすじ
能「卒都婆小町 そとわこまち」
一人の乞食老婆が、老いて零落した身の上を嘆き、朽ちて倒れていた卒都婆に腰をかけて休みます。それを見てとがめた高野山の僧が教化しようと問いかけると、老婆は弁舌鮮やかに論破してしまいます。僧は感服し頭を地につけ礼拝すると、老婆は茶化して戯れの歌を詠みます。更に僧が名を尋ねると、自分は小野小町の成れる果てであるとあかし、過去の栄華を懐かしみます。すると、小町に恋をし、九十九夜に死んだ深草少将の霊が憑りつき、老婆はたちまち狂乱の体となり、百夜通いの様をみせますが、やがて悟りの道に入りたいと願うのです。
狂言「二人袴 ふたりばかま」
聟入りの日に一人では心細いと、聟は父親に同道され舅の家にやってきます。父親は長袴の礼装を聟に着せて表で待っていると、太郎冠者に見つかってしまいます。しかし長袴はひとつだけしかありません。さてさて、どうなることやら。
能「乱 みだれ」
猩々の小書(特殊演出)の演目です。酒好きな妖精・猩々は、楊子江の畔で酒を商う孝行息子高風に、汲むとも尽きない酒壺を与えて、酒興の舞をみせます。乱の小書により、常の舞と変わり、水上を流れる「流れ足」、波を蹴立てる「乱れ足」など、特殊な足裁きをみせ、また酒壺を覗きこむ「極」などをみせて、水に潜っては浮かび出ながら舞を繰り広げます。
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