- ポイント
ラフタリーの丘で
概要
アイルランド発の衝撃作、⽇本初上陸。
アイルランドのある丘で暮らすラフタリー家では、18 歳になり結婚を控えたソレルを⾒てダイナが複雑な思いに駆られていた。この家で絶対的権⼒をもつ⽗親は家族を暴⼒で蹂躙し、トラウマをもつダイナは「沈黙」することで、いわば⽗親の共犯者となっていたからである。逃れること のできない閉塞した状況で、丘に縛り付けられる家族の隠匿された真実 とは…
作者について
マリーナ・カーはアイルランドで最も著名な劇作家のひとりである。その作品は多くの言語に翻訳され各国で称賛されており、家族関係や社会的地位における「不安定な女性たちの人生」をシビアな視線とダイナミックな筆致で描写する。 この「On Raftery’s Hill〜ラフタリーの丘で」は特に物議を醸した作品であるが、作者⾃⾝は芸術に道徳警察の検閲は不要であると宣⾔し、その⽭先を牽制している。実際そのキャ ラクターが直⾯する困難の多くは、アイルランドの歴史とギリシャ神話に裏打ちされた重量級のものといえる。そこには死臭に満ちた深いアイロニーと、『オイディプス王』の変奏曲のごとき詩情が⾊濃く漂うのである。
※ 性暴力やタブーに関する表現のある作品です。フラッシュバックなど不快感を覚える可能性があります。
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