泡沫の空に光を飛ばした
- ポイント
泡沫の空に光を飛ばした
「この物語は弾けて消えることを知りながらも空高く飛び立ちたいと願う、歪な家族の物語です。そして先に伝えなければいけません。私こと雨宮唯は未だ、これが正解であったかを決めかねていることを。家族でいることを終わらせてしまった私が、どうして涙を流すのかを_____」
児童養護施設「ひかり学園」の産まれであった5人。
そこは職員による暴力が横行する地獄のような場所であった。
そんな地獄を「普通」だと言い聞かせ、いつも通りの日々を送っていたある日、突如私たちは地獄から開放された。
5人の中で1番優しかった彼が、職員の両目をえぐるという、最悪の形をもってして。
彼は殺人に加えて放火を行い、その事件では複数名の死傷者が出ることになった。
事件から数年後、私たちが逃げ延びたのは兵庫県の淡路島であった。
夜になると海辺から港が見える、暮らすには気持ちの良い島である。
インターホンの音にドアを開くと、あの頃と何も変わらない『彼』が、目の前に居た。
私たちは憧れという名の呪いに固く呪われている。
伸ばしても届かない光にさえ、祈るのだ。
【公演ホームページ】https://www.novacompany.net/
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