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第65回 響の会
概要
古浄瑠璃 弘知法印御伝記 渡部八太夫
西橋八郎兵衛
能 柏崎 清水 寛二
弥弘知法印御伝記(こうちほういんごでんき)
弥彦山麓の裕福な長者の家に生まれた弘友(のちの弘知法印)は、懐妊中の妻と幼い長男がありながら遊興に耽ってばかりいた。父・秋弘は弘友を諫めるために柏崎の遊里を訪れるが…。
即身仏となった弘知法印の伝説を基にした説経浄瑠璃。一六八五年に江戸日本橋の説教座で上演。一九六三年早稲田大学の鳥越文蔵によって一六八五年(貞享二年)刊の絵入り本がイギリスの大英博物館で発見され、世に知られる。ドナルド・キーンにより復活上演が提案され、二〇〇九年六月に柏崎市で越後猿八座による古浄瑠璃『越後国 柏崎 弘知法印御伝記』として復活上演。二〇一七年六月には大英図書館でも上演。
柏崎(かしわざき)
柏崎。妻は鎌倉に訴訟に出かけた夫・柏崎殿と子の花若の帰りを三年間待っていた。そこへ家臣小太郎のもたらしたのは夫の形見と花若遁世の報せだった。
日を経て、善光寺の本堂。狂女が女人禁制をおしのけ、夫の形見の烏帽子直垂を身にまとい、本尊阿弥陀如来に思いの舞を捧げ…。
『世子六十以後申楽談儀』に「柏崎などは、榎並の左衛門五郎作なり。さりながら、何もわろき所を除き、よき事を入れられければ、皆世子の作なるべし。今の柏崎には、土車の能の曲舞を入れられる」とある。世阿弥の自筆本〈カシワザキ〉が残っているが現行本とは若干の異同がある。
※都合により、予告なく演目・出演者等に変更のある場合がございます。
※上演中は客席への入退場を制限させて頂く場合がございます。
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※天災等、不可抗力による公演中止の場合を除き、チケットのキャンセル・他公演との交換・代金の払戻しはできません。
【公演ホームページ】http://www.tessen.org/241101_hibikinokai
古浄瑠璃 弘知法印御伝記 大沼館の場(こうちほういんごでんき)
浄瑠璃 渡部八太夫
人形 西橋八郎兵衛
堀 八島
逸見 八里
能 柏崎(かしわざき)
シテ 柏崎殿の妻・花若の母 清水 寛二
ワキ 柏崎殿の家臣・小太郎 殿田 謙吉
ワキツレ 善光寺の住僧 野口 琢弘
子方 住僧の弟子(花若) 安藤継之助
笛 松田 弘之
小鼓 観世新九郎
大鼓 白坂 信行
小早川康充 馬野 正基
小早川泰輝 柴田 稔
地謡 長山 桂三 西村 高夫
北浪 貴裕 小早川 修
後見 観世銕之丞
谷本 健吾
観世 淳夫
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