飄々とした佇まい、淡々とした口調ながら、緊張の糸が途切れることなく聴き入らずにはいられない龍玉の魅力。
- ポイント
《銀座之噺小屋》 ー近松門左衛門没後300年ー
文月の独り看板 蜃気楼龍玉 「女殺油地獄」
概要
飄々とした佇まい、淡々とした口調ながら、緊張の糸が途切れることなく聴き入らずにはいられない語りの魅力。
稀代のストーリーテラー、蜃気楼龍玉。龍玉独演会としては初の銀座博品館劇場に進出します。
《噺小屋》プロデュースで、蜃気楼龍玉とは、落語作家 本田久作とのタッグによる独自の番組をお届けしています。
河内屋与兵衛がお吉を油まみれになりながら殺す場面で有名な歌舞伎、文楽、映画等でお馴染み、近松門左衛門(1653‐1724)作「女殺油地獄」。本作を2017年に初の落語作品として脚色初演、好評につき同秋に再演し、そしてコロナ禍2021年の再再演を経て、近松門左衛門没後300年の今年、3年ぶりに上演いたします。
与兵衛のワケあり家族と、幸せなお吉の家族、近しい商家の関係を下敷きにみせながら、放蕩者の与兵衛が精神的に追い詰められ殺しに至る、ジリジリとした焦燥感、緊迫感を見事に描き出した龍玉の名演が光る傑作。今年はシンプルな高座で龍玉の噺にじっくりと浸かって頂きます。
原作:近松門左衛門 脚色:本田久作
出演:蜃気楼龍玉
企画制作・主催:いがぐみ
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