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雅楽協会設立イベント~平安の雅を未来へ
平安の楽家に聞く雅楽の過去・未来
平安の楽家に聞く雅楽の過去・未来 雅楽協会設立イベント~平安の雅を未来へ
■第一部 雅楽の過去・未来~多忠輝氏に聞く雅楽史
宮内庁式部職楽部首席楽長の多忠輝氏と、それぞれ歴史を持つ雅楽団体の代表者でもある雅楽協会の役員が、明治維新までの雅楽伝承の歴史や、明治以後の宮内庁式部職楽部や民間における伝承の営為をテーマに、クロストークを行います。
雅楽協会の設立は、行政機関である宮内庁式部職楽部と民間の雅楽人が連携し、雅楽の持続可能性のための課題に取り組むという、これまでにない事業を可能にしました。そのキックオフともなるセッションです。
多 忠輝(おおの ただあき)
多氏は、綏靖天皇の兄である神八井耳命の末裔といわれ、九世紀頃から宮廷音楽に関わるようになり、九世紀後半に出た多自然麿は「日本神楽の祖」といわれた。以後、代々宮中の大内楽所で重きを占めるようになり「一者(いちのもの)」を継ぐ家柄となっていく。平安時代きっての楽家であった多家の流れに生を受けた忠輝氏は、1981年に宮内庁式部職楽部に奉職。担当は、右舞、笙、楽琵琶。2020年に宮内庁式部職首席楽長。
〇登壇者
雅楽協会顧問 多忠輝(宮内庁式部職楽部首席楽長 / 東京楽所代表)
雅楽協会代表理事 小野真龍(天王寺楽所 雅亮会 理事長[一般社団法人 雅亮会 代表理事])
雅楽協会副代表理事 中澤信孝(日本雅楽会 会長)
雅楽協会監事 小野貴嗣(小野雅楽会 会長)
■第二部 雅楽における仏と神~豊英秋氏に聞く国風歌舞と唐楽
雅楽は、日本宗教の儀式楽として峻厳な神事においても、大規模な仏教法会においても奏でられ、その背後には壮大な宇宙観をはらんでいます。このような雅楽の宇宙観について、豊英秋氏と小野真龍氏が対談します。
テーマに関連して、豊英秋氏と元宮内庁式部職楽部首席楽長らにより、宮中の楽師にとって極めて重要な神事である御神楽儀から「朝倉音取」と「朝倉」、奈良時代の大仏開眼供養会でも奏された仏教国林邑から渡来された「陪臚音取」「陪臚破」を演奏します。
豊 英秋(ぶんの ひであき)
楽家の豊原家は大津皇子の末裔と伝承され、平安時代の十世紀に笙において「村上天皇御師」を務めた小治田有秋が楽家の祖とされる。その二代後の時光のころから豊原姓を名乗っていく。豊原家はまた室町将軍の笙の師家を務めたことでも知られる。このような豊原(豊)家に生を受けた英秋氏は、1956年に宮内庁式部職楽部に奉職。担当は、右舞、笙、楽筝。2007年~2009年に宮内庁式部職楽部首席楽長を務め、同年に日本芸術院賞受賞。2020年から日本芸術院会員。
〇登壇者
雅楽協会相談役 豊英秋(元宮内庁式部職楽部首席楽長 / 十二音会代表 / 日本芸術院会員)
雅楽協会代表理事 小野真龍(天王寺楽所 雅亮会 理事長[一般社団法人 雅亮会 代表理事])
〇演奏
豊英秋、安齋省吾、大窪永夫、池邊五郎 (全て元宮内庁式部職楽部首席楽長)
〇曲目
朝倉音取 朝倉 / 陪臚音取 陪臚破(八多良拍子)
【公演ホームページ】https://gagaku-kyokai.or.jp/
公演・チケット詳細情報
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会場 東京ウィメンズプラザ ホール
アクセス情報 -
公演期間 2024/03/09(土) 13:30
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価格 2,000円 ~ 3,000円(税込)
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問い合わせ 一般社団法人雅楽協会
TEL: 03-5050-4387 -
販売元 一般社団法人雅楽協会
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販売期間 2024/01/13(土) 00:00 ~ 2024/03/08(金) 00:00
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販売期間外
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