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Noh meets Shakespeare 育成成果発表会
能、シェイクスピア、現代音楽――まったく異なるジャンルが出会い、挑み、学び、ひとつの舞台を作りあげていく。これらの芸術を結びつけるキーワードを「感情」に定め、若手能楽師たちと作曲家・森紀明が勉強会をかさね、理解を深めていった。
今回、シェイクスピアの悲劇『ロミオとジュリエット』のいくつかの場面を抜きだし、ロミオやジュリエットといった登場人物の喜怒哀楽にかさなる謡を選び、その感情や情景を表現する音楽を組みあわせた。新作ではなく、謡曲から詞章を選ぶことで、能楽師にはあらためて能と向きあう機会にもなり、囃子とは異なる現代音楽を舞うことで、身体を意識しなおすことにもなる。音楽家も西洋音楽とは異なる拍子や謡、舞と向きあうことになる。
ともすれば空中分解しかねない、この挑戦を結びつけるのは、古典、いや人間に普遍的な「感情」の型である。人間の根本にある喜怒哀楽に思いをはせつつ、この挑戦を見届けていただきたい。
『ロミオとジュリエット』あらすじ
ご存じロミオとジュリエット、相争う名家同士の禁断の恋。
今回は、この物語を能に沿う形に仕立て直している。さてその物語とは……
二人の死を見届けた、かの神父が現れて二人を弔う【序】。すると、ジュリエットの霊が現れて、ロミオへの思慕を語る【第1場】。そこにロミオの霊が現れ、橋掛かりから想いを伝えようとするも二人の眼差しは交わらない【第2場】。ジュリエットは舞台から消え、雰囲気は一転、ロミオが思い余って殺してしまったティボルトの霊が現れ、ロミオに戦いを挑んでくるが【第3場】、悪夢のようなひと時が過ぎると、改めてジュリエットが橋掛かりに姿を現し、ロミオに語り掛ける【第4場】。二人は再会を喜んで舞い、夜明け、二人は姿を消す。神父は改めて二人の魂に祈りをささげるのであった【第5場】。
【公演ホームページ】https://umewakastaff.wixsite.com/umewaka
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