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【2回】人形浄瑠璃 文楽

演目

【昼の部】桂川連理柵(かつらがわれんりのしがらみ)
六角堂の段/帯屋の段/道行朧の桂川

【夜の部】曽根崎心中
生玉社前の段/天満屋の段/天神森の段

※出演者の急病の際に、代役または狂言を変更して上演する場合がございます。あらかじめご了承ください

概要

物語を語る「太夫」、情景を音で表現する「三味線」、一体の人形を三人で遣う「人形」の『三業一体』で演じられる形式は、世界の人形芝居の中で「文楽」だけの特徴。
開演前に作品解説、さらに字幕付きの上演ですので、「文楽」初体験の方にも分かりやすくお楽しみいただけます。

発売情報

全席指定(各回)/3,500円 高校生以下・車いす席 1,000円 昼夜セット券 6,000円
※未就学児入場不可。
※託児サービスあり(無料・先着順)。チケットを予約のうえ、2018.2/21(水)までにアリオスチケットセンター(0246-22-5800)にお申込みください。


3/7(水)以降はアリオスチケットセンター(電話:0246-22-5800)にてチケット予約を承ります

作品紹介

【昼の部】桂川連理柵
伊勢参りの宿屋でのできごと。丁稚長吉にしつこく言い寄られるお半を帯屋の主人長右衛門は、お半がまだ子どもだと思い自分の布団に匿います。ところがあらぬ間違いを犯し、おげくにお半は妊娠。一方、帯屋乗っ取りを画策する繁斎の後妻おとせと息子儀兵衛は、旅先での出来事を記したお半の手紙を一同の前で面白おかしく読み上げ長右衛門を追い詰めますが、その窮地を長右衛門の妻・お絹の機転が救います。過ちを苦に長右衛門が自害するのを恐れ、耐えて生きるよう意見する養父、いつまでも夫婦でと訴える妻。けれども、お半の妊娠に加え、もう一つ難題を抱えた長右衛門は、すでに死を覚悟していました。お半は長右衛門への叶わぬ恋に悩み、身を投げようと桂川へ。一緒に死ぬのが運命だと悟り、長右衛門も桂川へ……。
眼目となる「帯屋」では、苦悩を内に秘めた長右衛門夫婦や繁斎とは対照的に、派手に、憎々しく、滑稽に動き回る後妻親子と洟垂れ丁稚が舞台を賑わします。後半はがらりと雰囲気が変わり、深刻で、長右衛門、妻、養父それぞれの心情が胸に迫ります。
可憐なお半が長右衛門に背負われて登場する「道行」にも、ご期待ください。

【夜の部】
元禄16年(1703)、大坂の曽根崎にあった天神の森で、遊女と醤油屋の手代が心中。これを近松門左衛門が浄瑠璃にして、わずか1カ月後、大坂の竹本座で初演。古い時代の事柄だけを扱っていた浄瑠璃に、世話物という新ジャンルを確立させた作品です。昭和30年(1955)、野沢松之輔の脚色・作曲で復活されて以来、不動の人気を誇り、海外公演でも絶賛されています。
平野屋の手代・徳兵衛は、天満屋の遊女・お初と真剣に愛し合う仲。ある日、友人の油屋・九平次に金を貸しますが、結局金をだまし取られ、さらには証文偽造、騙りの汚名まで着せられます。面目を失った徳兵衛は死を決意します。
続く「天満屋の段」では、お初の打掛に隠れた徳兵衛が、お初の足を押し頂くように自らの喉笛にあて、たがいの心中の決意を確かめ合う名場面。続く結末の「天神森の段」は〔この世の名残、夜も名残」という名文中の名文と知られるこの言葉で始まります。離れ離れになっては片時も生きていられず、恋を貫いて命を絶った二人を、近松は「恋の手本」と讃えたのです。
NHKの時代劇『ちかえもん』でも取り上げられたお初と徳兵衛の恋を、ぜひ本家の文楽で味わってください。

 

 

 

公演・チケット詳細情報


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過去の関連チケット一覧

  • 第15回いわきアリオス落語会 柳家小三治 柳家三三
  • 第二回笑門来福四人会 in いわき
  • 素浄瑠璃ライブ&トーク

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