DULL-COLORED POP vol.18
【2回】福島三部作・第一部「1961年:夜に昇る太陽」
出演
作・演出:谷賢一
出演:東谷英人 大原研二 塚越健一 百花亜希(以上DULL-COLORED POP)
古谷隆太(青年団) 井上裕朗 内田倭史 大内彩加 丸山夏歩 宮地洸成
気鋭の劇作家・演出家 谷賢一主宰、劇団DULL-COLORED POP活動再開
2年の沈黙を破り、福島の50年を描く福島県いわき市で迎える世界初演
全席指定(各回)/3,000円 高校生以下 1,000円 ※車いす席あり
8/11(土・祝)、12(日)ナイロン100℃との2公演セット券:7,000円
※未就学児入場不可。託児サービスがあります。チケットを予約のうえ、6/12(土)までにアリオスチケットセンター(電話:0246-22-5800)へお申込みください(無料・先着順)。
1961年。1人の青年が、故郷の町へ帰ろうとしていた。「もう町には戻らない」と告げるために。青年は電車の中で不思議な魅力を秘めた「先生」と出会う。「これから日本はどんどん良くなる」、この国の発展と希望を語る先生の言葉に魅了され、青年は決心を強めた。あの何もない町を捨て、東京で、この国の未来のために働きたい。
しかしその何もない町・F県F町に、一つの大波が押し寄せていた。「この町を仙台のような-いや、東京のような大都会にしてみせる」。町には登山服姿の謎の男が現れ、有力者たちと接触していた。そして真夜中、町の寄り合いが開かれる。その小さな寄り合いには町民らの夢や希望のみならず、県や国、政財界、果ては冷戦対立中のアメリカの意思までもが凝縮されていた……。
福島県と原発を巡る50年の歴史を描く福島三部作・第一部。これはF県F町の住民が、原発誘致を決定するまでの数日間を描いた物語である。
演劇で福島の50年を語る福島3部作の第1部。
3つの世代・3つの家族を通じて原発誘致の1960年代から震災の2010年代に至る激動の歴史と、その背景にうごめく政治・経済、そして人間のドラマを描きます。劇作家・演出家の谷賢一が、母親の故郷である福島を、書籍・人・現地から徹底的に取材し、人類史上未曽有の原発事故の背景にあった複雑な人間ドラマを浮かび上がらせます。今回、東京公演に先駆けて、福島県いわき市での初演を迎えます。
谷 賢一 プロフィール
作家・演出家・翻訳家。1982年、福島県生まれ、千葉県柏市育ち。
DULL-COLORED POP主宰。Theatre des Annales代表。明治大学演劇学専攻、ならびにイギリス・University of Kent at Canterbury,Theatre and Drama Studyにて演劇学を学んだ後、劇団を旗揚げ。「斬新な手法と古典的な素養の幸せな合体」(永井愛)と評された、ポップでロックで文学的な創作スタイルで、脚本・演出ともに幅広く評価を受けている。2013年には『最後の精神分析』の翻訳・演出を手がけ、第6回小田島雄志翻訳戯曲賞、ならびに文化庁芸術最優秀賞を受賞。また近年では海外演出家とのコラボレーション作品も多く手がけ、シリヴィウ・プルカレーテ演出『リチャード3世』(東京芸術劇場プレイハウス)、フィリップ・デュクフレ演出『わたしは真悟』(KAATホール/新国立劇場中劇場)、シディ・ラルビ・シェルカウイ演出『PLUTO』(シアターコクーン)などに、それぞれ脚本や演出補などで参加している。
私の母は福島の生まれで、父は原発で働いた技術者だった。私自信も幼少期を福島で過ごし、あの豊かな自然とのどかな町並みが原風景となっている。
原発事故はなぜ起きてしまったのか?震災以降ずっと考えてきた問いに答えを出すべく、2年に渡る取材を経て歴史を執筆・上演する。第一部は1961年、双葉町が原発誘致を決定した年。あの頃、人々は何を夢見ていたのか?当時の夢であり現在の悲劇の発端でもある1961年を「演劇」、つまり人間同士のドラマとして描き出したい。
谷賢一
公演・チケット詳細情報
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公演期間 2018/07/07(土) ~ 2018/07/08(日)
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価格 1,000円 ~ 3,000円(税込)
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問い合わせ アリオスチケットセンター
TEL: 0246-22-5800 -
販売元 いわき芸術文化交流館アリオス
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販売期間 2018/03/24(土) 10:00 ~ 2018/06/30(土) 20:00
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販売期間外
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