いわき芸術文化交流館アリオス　中劇場(福島県 いわき市) のチケット情報

出演

作・演出：ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演：三宅弘城　みのすけ
　　　新谷真弓　廣川三憲　長田奈麻　喜安浩平　吉増裕士　眼 鏡太郎　皆戸麻衣
　　　菊池明明　森田甘路　大石将弘／
　　　坂井真紀　根本宗子　安井順平　赤堀雅秋

全席指定（各回）／S席 5,500円　A席・車いす席 3,500円　高校生以下 2,000円
7/7（土）、8（日）DULL-COLORED POPとの2公演セット券：7,000円
※A席は座席位置によって舞台が見えづらい場合があります（電話＆窓口のみの受付）
※車いす席は電話（アリオスチケットセンター：0246-22-5800）にて予約を承ります。
※未就学児入場不可。託児サービスがあります。チケットを予約のうえ、7/21（土）までにアリオスチケットセンターへお申込みください（無料・先着順）。

ナイロン100℃、25周年記念公演の第2弾をお贈りする。だからというわけでもないが、25年前=1993年を時代設定にしたいと、今のところ考えている。1993年に25年ぶりに再会した二人の男と、彼らの家族の物語。
1993年の25年前が1968年だと気づいたのは好都合だった。
1968年。この年の5月、フランスはパリの衛星都市ナンテールに端を発した若者たちの反乱が、程なく日本にも飛び火した。支配・管理の構造を解体しようとする運動と、これを維持し温存しようとする体制との攻防の中で、若き二人は青春を燃やしたのではないか。
ならば68年を描いてはどうだ。否、その領域には、すでに先人たちが数々の名作を遺している。私なんぞが今さら出る幕じゃない。
1968年と2018年を結ぶ半世紀のきっかり中間地点。バブル経済が弾け、浮かれた日々を突然封じられた1993年の日本。
「男なら我慢せんかい！金玉がついてるなら耐え抜かんか！」
厳格な父親の叱咤を浴びながら育った男が、かつての盟友にあってたいそう幻滅するお話だ。こちらのほうがずっと興味深い。

主宰　ケラリーノ・サンドロヴィッチ

東京都出身。1982年にニューウェイブバンド・有頂天を結成。また自主レーベルであるナゴムレコードを立ち上げ数多くのバンドのアルバムをリリースする。93年にはナイロン100℃を始動。99年に第43回岸田國士戯曲賞を受賞、現在は同賞の選考委員。2016年の3本の舞台活動に対し、第24回読売演劇大賞最優秀演出家賞、第68回読売文学賞戯曲シナリオ部門、第51回紀伊國屋演劇賞個人賞、第4回ハヤカワ悲劇喜劇賞（「キネマと恋人」）を受賞。