座・高円寺 春の劇場05 日本劇作家協会プログラム
劇団扉座 『新浄瑠璃 百鬼丸~手塚治虫『どろろ』より~』
団体名/タイトル
劇団扉座 第64回公演
『新浄瑠璃 百鬼丸~手塚治虫『どろろ』より~』
脚本・演出:横内謙介
原作:手塚治虫
制作協力:手塚プロダクション
浄瑠璃作曲・指導:竹本葵太夫
三味線演奏:鶴澤慎治
振付:ラッキィ池田・彩木エリ(イカキック)
振付・所作:花柳輔蔵
ほか
岡森諦
中原三千代
伴美奈子
山中崇史
犬飼淳治
鈴木利典
上原健太
鈴木里沙
高木トモユキ
新原武
松原海児
野田翔太
早川佳祐
藤田直美
砂田桃子
白金翔太
三浦修平
小笠原彩
北村由海
小川蓮
紺崎真紀
山川大貴
吉田美佳子
【チケット代金/全席指定】
前売・当日共 4,500円
・・・・・
学生券 3,000円 ※劇団扉座のみ取扱い
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ミナクルステージ(5/11のみ) 3,000円
【上演日程】
5/11(土) 18:00
5/12(日) 13:00/18:00
5/13(月) 19:00
5/14(火) 19:00
5/15(水) 13:00
5/16(木) 19:00
5/17(金) 19:00
5/18(土) 13:00/18:00
5/19(日) 13:00
【あらすじ】
野心に燃える戦国武将・醍醐影光は、天下盗りのために生まれてくる我が子の肉体の四十八ヶ所を魔物たちに与える取引をする。
四十八ヶ所を失って生まれた赤子(百鬼丸)は川に流されながらも生き抜き、運命的にであったコソ泥の男(どろろ)を供とし、奪われた肉体を取り戻すために魔物を倒す旅に出る。
・・・・・
【ごあいさつ……横内謙介】
十年ぶりの再演にあたって、キャストと演出を一部変えて、扉座の財産に更なる命を吹き込みます。
昨今マンガ作品やゲームを舞台化した2・5次元舞台が大流行です。マンガやゲームのキャラクターがそのままステージに飛び出して来るような美しさと楽しさに溢れています。でも私たちの舞台は、このブームが来る前に創ったものです。そして考え方が違います。
その昔『ブラック・ジャック』が実写化されたことがあります。手塚治虫先生がご存命だった頃です。主人公ブラック・ジャックが、原作の絵に似せられて特殊メーク等で造形されていました。それを見られた手塚先生が「こんな顔の人間がこの世にいるか!」と怒られたと言うのです。私はマンガだからこのように描いている。映画にするなら、映画としての描き方があるはずだろう、と。
私は今まで手塚原作の舞台脚本を『百鬼丸』含めて5本ほど書いて来ましたが、いつも心にその言葉を刻み付けて仕事に臨みました。芝居でないと描けない描き方で書くのだ!と。タイトルにもなっている日本の伝統芸術・浄瑠璃を取り入れたのみ、そのアプローチの一つです。
先入観なしで観たら、昭和の人気アニメでもあった手塚治虫の『どろろ』だとは気付かない人もいるかもしれない。しかし、そこに描かれていることは、まぎれもなく我が国を代表する物語作家・手塚治虫さんが紡いだ物語である。それが狙いです。
十五年前の初演作ですが、AIの発達によって、頭脳と肉体が更に切り離されて、バラバラにされてゆく今の時代。魔物に奪われたカラダを取り戻そうとして格闘する、百鬼丸の物語はますます人の心に響くものとなると思います。
これは未来へ届けるべき、普遍の物語です。
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