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座・高円寺 夏の劇場08銕仙会 新作能『長崎の聖母』『ヤコブの井戸』
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タイトル
銕仙会(てっせんかい)
新作能
『長崎の聖母』
『ヤコブの井戸』
作:多田富雄(長崎の聖母)
ディートハルト・レオポルド(ヤコブの井戸)
演出:清水寛二
ドラマトゥルク:小田幸子
演出協力:佐藤 信
照明プラン:楢原由祐
映像プラン:飯名尚人
美術協力:岡本羽衣
舞台監督:伊東龍彦
ラブ配信協力:conSept
宣伝美術:西頭慶恭、藤井良平(UMMM)
宣伝写真:森田友希
制作:武川芳樹、奥田安奈
シテ:清水寛二
ワキ:殿田譲吉
アイ:小笠原由祠(長崎の聖母)/小笠原弘晃、みょんふぁ(ヤコブの井戸)
笛:松田弘之/小鼓:飯田清一/大鼓:白坂信行
太鼓:金春惣右衛門(長崎の聖母)
地謡・後見:観世銕之丞、西村高夫、柴田 稔、
小早川修、北浪貴裕、長山桂三、
谷本健吾、安藤貴康、観世淳夫
歌唱:波多野睦美(長崎の聖母)
≪全席自由・税込≫
前売・当日共
一般 4,500円
2演目セット券 8,000円
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22歳以下 3,500円※銕仙会のみ取扱い
ライブ配信(8/7に実施) 3,500円※イープラスのみ取扱い
≪上演日程≫
2021年
8/4(水)19:00(長崎)
8/5(木)19:00(ヤコブ)
8/6(金)14:00(ヤコブ)◎★
8/7(土)14:00(ヤコブ)★/18:00(長崎)
8/8(日)14:00(長崎)◎
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◎トークイベントあり
★有料託児あり
能はいま、現代舞台芸術としてのありかたを模索しています。
中世から続く能のテーマは「人間の生と死」。
それに匹敵する現代のテーマは「平和と差別」を問うことと言って良いかもしれません。
諍いで傷ついた心と体を癒す「永遠に乾きを覚えない水」はどこにあるのでしょう。
古典的な能の様式が、舞台上に、文化・民族や過去・現在・未来の交差点を描きます。
■長崎の聖母■
津和野から巡礼者が真夏の陽の下、長崎・浦上天主堂を訪れ、一人涙する老女に出会う。
老女は1945年8月9日、浦上での被爆の有様を語り夕闇に消えていく。
巡礼者が天主堂の修道僧とともに祈るなか、青いベールの女が現れ平和と救済を祈り、舞を舞う。
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原爆の能をという長崎市民の求めに応じて創作され、2005年浦上天主堂での初演以来、海外でも上演を重ねてきた作品です。作品中の聖歌をメゾソプラノ歌手の波多野睦美が歌います。
■ヤコブの井戸■
二人のユダヤ人師弟が、イスラエル・ナーブルスのヤコブの井戸でパレスチナ人の女に出会う。
女は、はるか昔にこの井戸で対立するサマリア人の女性に水を分けたユダヤ人男性の話をする。
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新約聖書ヨハネの福音書の物語を題材に、ウィーン在住のディートハルト・レオポルドと清水寛二が数年にわたり対話を重ねて創作。2019年に欧州で初演した作品で、今回が日本初演。
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※出演を予定しておりましたヤクブ・カルポルク(ポーランド)とニーナ・フォグ(オーストリア)は、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、招聘を見合わせることとなりました。
≪清水寛二プロフィール≫
1953年奈良県生まれ。
早稲田大学教育学部卒。
大学在学中に山本順之の指導を受け、銕仙会に入門。
故・観世寿夫、故・八世観世銕之丞、九世観世銕之丞に師事する。
西村高夫と共宰の「響の会」。銕仙会公演などで古典曲の上演を続ける一方、故・多田富雄氏作の新作能『一石仙人』『沖縄残月記』『長崎の聖母』などの演出、シテをつとめる。
現代能、ダンスなど他の表現分野との共同舞台や、琉球の組踊、中国の昆劇、インドのクーリヤッタムなど、他の伝統芸能との共同での舞台作りにも取り組んでいる。
≪多田富雄プロフィール≫
1934年3月31日-2010年4月21日
茨城県出身。
千葉大学医学部卒。
千葉大学医学部教授、東京大学医学部教授、東京理科大学生命科学研究所所長をつとめ、免疫学者として優れた業績を残す一方で、文筆や能の作者としての活動も行い、自ら小鼓を打つこともあった。
作品には、脳死の人のを主題とした『無明の井』、アインシュタインの相対性理論を主題として『一石仙人』などがある。
≪ディートハルト・レオポルド プロフィール≫
オーストリア、ウィーン出身。
エゴン・シーレのコレクションで知られるレオポルド美術館館長、
墺日協会の会長をつとめ、2016年には日本とオーストリアとの相互理解の促進により、外務大臣表彰受賞者に選ばれた。
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