座・高円寺 夏の劇場09 日本劇作家協会プログラム
カムカムミニキーナ『サナギ』
タイトル
カムカムミニキーナ vol.71公演
『サナギ』
作・演出:松村 武
美術:中根聡子
音楽:土屋玲子
照明:林 之弘(六工房)
音響:山下菜美子(mintAvenue inc.)、中島有城
衣裳:阿部美千代(株)MIHYプロデュース
衣裳進行:和泉みか
舞台監督:赤坂有紀子
演出助手:山田 翠
演出補:藤篠 学
宣伝美術:山下浩介
ライブ配信:浅草九劇
WEB製作:長谷川達之(サージネット)
制作:佐藤恭子
八嶋智人、藤田記子、亀岡孝洋、長谷部洋子
未来、田原靖子、柳瀬芽美、渡邊 礼
福久聡吾、スガ・オロペサ・チヅル、栄治郎
松村 武
(以上、カムカムミニキーナ)
大薮 丘、秋山遊楽
坂本けこ美、内田靖子、齋藤かなこ、阿部大介
泰山咲美、山下ひとみ、山本ユウ
≪チケット代金≫
全席指定・税込 5,000円
・・・
パンフ付チケット 6,500円は、劇団のみ取扱い
≪上演日程≫
2021年8月
12(木)19:00
13(金)19:00
14(土)13:00★/18:00
15(日)13:00
16(月)14:00★/19:00
17(火)休演日
18(水)14:00★/19:00
19(木)19:00
20(金)19:00
21(土)13:00★/18:00
22(日)13:00
・・・
★印=有料託児あり
≪あらすじ≫
・・・
時間に打ち捨てられた湖畔の劇場は今や無人の廃墟。
のはずが、何かが中で蠢いている。
貝殻がうず高く積まれた山から異臭が漂う。
真夜中に群れる真っ黒な浮浪者の影。
彼らはヤチマタの境を越えてやってくる。
廃人猿田彦(さるたひこ)が巡回する半透明有刺鉄線の柵を隔て、
ヒラフ貝の吐息が織りなす脆弱な廃墟の物語と、
荒野をさすらう流賊達の無頼な生き様が、
渦を巻いて混ざり合い、警告の鐘を奏で、
やがて湖底の怪物の目を覚ましてしまう
一人の誇り高き女優が引退を決め、湖畔の別荘地で静かな余生を夢見た。
だが湖畔の森は、夜になると姿を変えた。
廃墟の劇場から漏れ聞こえる真夜中のパーティータイム。
魔境を越えて侵入を繰り返す、バスに乗った襲撃者。
女優は思いつめた末に開眼し、正気の境を捨てた
鐘を鳴らして奴が来る。腰に貝殻ぶらさげて。あああ、夢よ、よき友よ
サルタマニア、サンタモニカ!
≪松村 武の言葉(座・高円寺フリーマガジン掲載文より)≫
・・・
カムカムミニキーナは、演劇的手法で歴史のエッセンスを現代に繋ぎ、
時空が現実を越えて交錯する、演劇でしか見られない空想物語をお送りします。
今回の『サナギ』は、記紀に登場し各地の神社に祀られながら謎に包まれ、
猿、異人、天狗などとも言われて、最後は貝に手を挟まれて死んだという、
愛嬌豊かな不思議な神サルタヒコを追います。
この神様は対立する二つの世界の「境目」に現れます。
古代にあっては、列島土着の文化と、西の海より攻め来る王家との対決にて。
現代にあっては、分断される社会と個人の愛憎の傷痕にて。
祈りの鐘「さなぎ」を背負い、サルタヒコは、
彷徨える人々を、まだ見ぬ未来へと懲りずに道案内し続けるのです。
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