座・高円寺 冬の劇場18
工藤丈輝舞踏公演『蹠の剃刀』
タイトル
工藤丈輝舞踏公演
蹠の剃刀(あしうらのカミソリ)
The Foot on the Edge of the Knife
作・演出:工藤丈輝
音楽:曽我傑
美術:黒川通利
照明:早川誠司
舞台監督:森下紀彦
衣裳:柴田好
大道具:蛭田唯詩
制作:韓ヨルム、原田和加子
広報:玉木康晃、長野由利子
宣伝美術:緒方徹
写真:康欣和
主催:東京戯園館
工藤丈輝
≪上演日時≫
2022年1月
12(水) 19:30
13(木)19:30
14(金)19:30
15(土)17:30
16(日)15:30
≪チケット代金≫
全席自由・税込 3,000円
◆はじめに◆
日本発の芸術「Butoh」として海外でも認識をされている「舞踏」。
諸説ありますが、土方巽が1959年に発表した「禁色」が舞踏のはじまりであったと言われています。
独特な身体表現からなる芸術が「舞踏」という名で呼ばれるようになり、海外でも「Butoh」として喝采を持って受け入れられたのが1980年代のことでした。
そんな80年代の末である、89年に日本で上演された玉野黄市の作品「自然のこども」に衝撃を受け、以来、舞踏の道を歩み続けているのが本作の作・演出・出演者である工藤丈輝です。
他者の真似事ではなく、自分が見たいと思う表現を追求しているという工藤丈輝が創り出す作品は、上演回ごとに新たな表現が生まれます。
張り詰めた筋肉の上に浮き出る血管も、滴り落ちる汗も、肉体まるごとが表現の一部である生きた芸術をどうぞお見逃しなく。
◆公演概要◆
地震、放射能、疫病、疾患、死、……さまざまな障壁をくぐり抜けながらも真新しくライブラリーな作品を座・高円寺から発信してきた当企画が、従来の慣習的な手立てのいっさいを捨て去り、識闘下に埋もれた「人間性」の諸相を顕わにします。
「蹠の剃刀」とは舞踏の創始者、土方巽が歩行法のイメージとして投げ出した一個ですが、安穏で無菌の生き方が推奨されるこの時代、この言葉の持つ意味は大きい……。
ことし7月、コロナ禍のフランスでルモンド紙に「衝撃的な存在」と評された舞踏家が東京の舞台であらたな波動を世に送ります。
音楽は「アジア・トライ」主宰、各国で幾多の舞台を支えてきた曽我傑、美術に21年日本アカデミー賞美術部門で優秀賞に輝き、いまや名実ともに乗りにのった黒川通利と、工藤作品に欠かせない人物が終結しました。
◆工藤丈輝 略歴◆
1967年仙台市出身。
慶応義塾大学仏文科卒。
在学中より舞台活動を始めるが、舞踏との出遭いが以後の針路を決定づける。
渡米して玉野黄市に師事。和栗由紀夫作品に出演ののち、山海塾に参加。
元藤燁子主宰のアスベスト館ではその封印まで舞踏手のみならず振付まで手がける。
近年はソロを主軸に世界各所を公演、ワークショップして周る。
近作に『荒漠器』、『恐怖の恋』、『飴玉☆爆弾』などがある。
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