聖夜のトランペット 2018/12/23(日)

ポイント

1808-05 クリスマス・スペシャル・コンサート

聖夜のトランペット

公式サイト

出演予定

トランペット/ブランドン・ライデナワー、ピアノ/ジェレミー・ジョーダン

曲目

ニニ・ロッソ：夜空のトランペット、ガーシュウィン：ラプソディ・イン・ブルー、ガーシュウィン（ライデナワー編）：アイ・ガット・ファシネイティング・リズム、リムスキー＝コルサコフ：シェエラザードより　ほか

概要

最強クインテット、カナディアン・ブラスで活躍した
名手ブランドン・ライデナワーが贈るスペシャルプログラム！！

クリスマス×トランペット！
冬空に鳴り渡る黄金の響き、時に切なく優しいメロディー
名手ブランドン・ライデナワーが贈る輝くトランペットの世界

　澄んだ空気と冬晴れの青空、星たちが輝きを増す冷たい夜空。清々しい冬の空には不思議とトランペットの音色がマッチする－。そうしたトランペットの魅力に注目し、冬にぴったりのクリスマスコンサートとして開催される“聖夜のトランペット”。子どもも大人も楽しめるこのコンサートは2002年から延べ100回を超え、全国各地で好評を博してきた。

　今回の奏者は世界最高峰の金管クインテット、カナディアン・ブラスで活躍したアメリカ出身の名手、ブランドン・ライデナワー。伝統あるカナディアン・ブラスへ20歳での入団は創立以来最年少だった。退団した現在はニューヨークを拠点にソロやアンサンブル、マスタークラスなど活動の場を広げている。ピアニストはジャズとクラシックを弾きこなすジェレミー・ジョーダン。ともにニューヨークで活躍する彼らが創る今回の“聖夜のトランペット”は洗練された都会の香りとオールドアメリカンの懐かしさを感じるコンサートになるだろう。

　トランペットの音色は演奏者によって人の声のように個性が出る。世界トッププレイヤーの音色は実に多彩だ。ライデナワーの演奏はとても美しく晴れやかに伸びる。トランペットと自身が一つになって音色を自在に操り、超絶技巧もまるで歌うように奏でる。難度の高い「シェエラザード」も技巧でなく音楽で聴かせるのだ。そして自国アメリカ作品の演奏にも期待が高まる。ガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」は言わずと知れたクラシックとジャズのミックス・スタイルでトランペットのカッコ良さを聴くならまさにこの曲。そして「アイ・ガット・ファシネイティング・リズム」も披露する。ガーシュウィンの「アイ・ガット・リズム」と「ファシネイティング・リズム」をライデナワー自身が編曲、粋な遊び心が詰まっている。その他、今年生誕100周年を迎えるバーンスタインの作品やアメリカのジャズを代表するルイ・アームストロングの「ワンダフル・ワールド」、ライデナワーがアレンジするスヌーピーでお馴染みの「チャーリーブラウンのクリスマス」もお楽しみに。また、様々な種類のトランペットを一度に味わえるのもこのコンサートの醍醐味。今回も通常のトランペットに加えフリューゲルホルン、ピッコロトランペットが登場する。トランペットの魅力を詰め込んだ、温もりあふれるコンサートをお見逃しなく！

予定プログラム

ニニ・ロッソ夜空のトランペット

ガーシュウィンラプソディ・イン・ブルー

ガーシュウィン(ライデナワー編) アイ･ガット･ファシネイティング･リズム

リムスキー=コルサコフシェエラザードより

バーンスタインロンド・フォー・リフィー

ルイ・アームストロングワンダフル・ワールド（この素晴らしき世界）

山田耕筰この道

チャーリー・ブラウンのクリスマスよりほか

出演予定

©JiyangChen

ブランドン･ライデナワー（トランペット）

アメリカ出身。ジュリアード音楽院を卒業。2006年国際トランペットギルド・ソロコンクール優勝。20歳の時に世界的ブラスクインテット、カナディアン・ブラスに最年少で入団。約7年間所属した。アレンジャーとしても才能を発揮し、ライデナワーの編曲した作品は現在もカナディアン・ブラスのレパートリーとなっている。退団後、2014年にはコンサートアーティストギルド・コンクールで優勝。これまでにソリストとしてロサンゼルス・フィルハーモニック、ワシントン・ナショナル交響楽団、インディアナポリス交響楽団、エドモントン交響楽団などと共演。現在はニューヨークを拠点にソロ、室内楽、アレンジャーとしても活躍。トランペットの可能性を広げるため様々な音楽スタイルを取入れておりFounders、USEFULChamberといったアンサンブルを立ち上げるなど精力的に活動している。

ジェレミー･ジョーダン（ピアノ）

アメリカのシカゴ出身。9歳でベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番をライブ放送で演奏し賞賛を浴びた。ジュリアード音楽院および大学院卒業。ヴァン・クライバーン、アイリーン・ダイアモンド奨学金を得て学んだ。アメリカ国内のコンクールにて多数入賞。ソリストとしてシカゴ・シンフォニエッタやチェコ・ナショナル交響楽団などと共演している。クラシックの他にジャズの演奏も得意としており、現在はニューヨークを拠点に活躍している。