- ポイント
1908-03 ウクライナ国立歌劇場管弦楽団
第九&白鳥の湖
出演予定
指揮/ミコラ・ジャジューラ、管弦楽/ウクライナ国立歌劇場管弦楽団
合唱/晋友会合唱団、合唱指揮/清水敬一
チャイコフスキー:バレエ組曲「白鳥の湖」 作品20
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 作品125“合唱付き”
ベートーヴェン不朽の名作、名門歌劇場の美しい十八番
重厚かつ躍動感あふれるサウンドで傑作に息を吹き込むー。
音楽の力に圧倒される「第九」、伝統が息づく「白鳥の湖」
東欧の名門歌劇場が贈る特別なコンサート!
ベートーヴェンの「第九」ほど音楽の力を感じられる交響曲があるだろうか。今や日本の年末には欠かせない風物詩となっているが、やはりこの曲には人を惹きつける魅力がある。私たちの日常では出会う事のない感動を超えるものがそこにあるのだ。
ドイツの詩人で思想家であったシラーの作品をこよなく愛読していたベートーヴェン。このシラーの詩『歓喜に寄す』に音楽をつけようと思い立ってから完成までに約30年。交響曲の第4楽章に独唱と合唱、すなわち人間の声を入れるというのは当時では他に類を見ない手法であったが、それがベートーヴェンの最高傑作となった。作曲家でありながら聴力を失ったベートーヴェン。運命を受け入れた苦悩の天才によって創られた暗闇と混沌からの輝く希望、そして崇高な“人類愛”。第4楽章でバスによって歌われる最初の歌詞はシラーではなくベートーヴェンによって書かれている。<おお友よ、このような音ではない!もっと心地よい、もっと喜びに満ちあふれた歌を歌おうではないか>そしてシラーの詩の独唱を始め、やがて合唱団、ソリスト達へと引き継がれる。荘厳でドラマティックに歌い上げられる圧巻の“歓喜の歌”。湧き上がる力、明日への希望を与えてくれる。
そしてもう一曲は、組曲「白鳥の湖」。世界的国立劇場には歌劇(オペラ)とともにバレエ団が欠かせない。ウクライナ国立歌劇場も“キエフ・バレエ”でお馴染みの国立バレエ団を擁し、その演奏を担うのがこの管弦楽団。「白鳥の湖」は正に十八番、旧ソ連の流れをくむウクライナ国立歌劇場にとって、このチャイコフスキーの傑作は伝統のレパートリーである。バレエを知る演奏者達による「白鳥の湖」。その強さと儚さ、息づかい。彼らの音楽はバレエとともにあるのだ。
緻密な構築の上に成り立つベートーヴェンの「第九」、ロマンチックなメロディメーカー、チャイコフスキーによる「白鳥の湖」、対象的な2作品が揃うウクライナ国立歌劇場ならではの年末の特別プログラム。濃密なコンサートでこの一年を晴れやかに締めくくろう。
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