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音楽堂ヴィルトゥオーゾ・シリーズ22
アンサンブル・ウィーン=ベルリン

出演

カール=ハインツ・シュッツ(フルート)、ジョナサン・ケリー(オーボエ)、アンドレアス・オッテンザマー(クラリネット)、リヒャルト・ガラー(ファゴット)、シュテファン・ドール(ホルン)

曲目

ニーノ・ロータ:ささやかな音楽の捧げ物
ジュリオ・ブリッチャルディ :「セビリアの理髪師」による幻想的なポプリ
レスピーギ:木管五重奏曲 ト短調
ベリオ:オーパス・ナンバー・ズー(作品番号獣番)※奏者によるナレーション付
***
ツェムリンスキー:ユモレスク
バルトーク:ルーマニア民族舞曲
ヒンデミット:小室内音楽
リゲティ:6つのバガテル

概要

ウィーン・フィルとベルリン・フィルの首席管楽器奏者からなるスーパー・アンサンブル。

発売情報

かながわメンバーズ(KAme)先行発売(インターネットのみ):2017年5月13日(土)10:00~
一般発売:2017年5月20日(土)10:00~
料金 (全席指定・税込)
一般:5,000円 シルバー(65歳以上):4,500円 学生(24歳以下):3,000円
※シルバーは予定枚数を終了しました
※学生に定員あり
※未就学児童入場不可
※託児あり(要事前予約)

名人たちによる垂涎のアンサンブル

 これほど心躍らされるユニットが他にあるだろうか。もはやひとつの大いなる生命体と表現しても差支えあるまい。1983年の結成から30年余、アンサンブル・ウィーン=ベルリンは、メンバー・チェンジを繰り返しながら、名実ともに世界の木管五重奏団のトップ・ランナーとして比類ない活動を展開してきた。これまでのメンバー交代は、あたかも細胞が生まれ変わるように新鮮な息吹を伴いながら、連綿と継承されてきた伝統という名のDNAを次世代に伝え、より鮮烈で、より秀逸な音楽を日々生み出しているのである。
 木管五重奏に限らず、室内楽には多彩な方向性や特質がある。なかんずく重要なのは、寄り添うような親密感に満ちた情感や様式美に包まれた正統的な造形、溶け合うような音色の美しさと移ろいゆく色彩、そして音楽を駆動させていくダイナミズムなど…。どれもが不可欠ではあるが、それをすべて兼ね備えている上に、メンバーそれぞれがこれほどヴィルトゥオージティに溢れた名技を示せるのは、このユニットをおいて他にない。
 そのアンサンブル・ウィーン=ベルリンはこの9月、ここ神奈川県立音楽堂において、近年傾倒している現代音楽をも含んだ特徴的な作品でステージに臨む。やや先鋭的な響きのする作品たちでもあるが、ホールの持つ木の温もりと絶妙に融合して、巧緻にして繊細、肌理細やかで潤いを湛えた深々とした抒情を湧き上がらせるに違いない。
 秋の風情を見せ始めた紅葉ヶ丘で、垂涎の室内楽に浸りたい。

真嶋雄大(音楽評論)



プロフィール

■アンサンブル・ウィーン=ベルリン(木管五重奏) 
1983年にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とベルリン・フィルハーモニー管弦楽団から集う桁外れのソリスト5人、シュルツ(Fl. ウィーン・フィル)、シェレンベルガー(Ob. ベルリン・フィル)、ライスター(Cl. ベルリン・フィル)、トルコヴィッチ(Fg. ウィーン響)、ヘーグナー(Hr. ウィーン・フィル) によって設立され、「スーパーアンサンブルの誕生」と熱狂的な喝采をもって世界中の音楽界から迎えられた。以来、メンバーを徐々に変更しながら活動を続けてきたが、2013年に30周年を迎えたのを機に、ザルツブルク音楽祭、ウィーン、ベルリンでの演奏をもって、最後の創立メンバーであったシェレンベルガーが引退。完全に若返る形で、新生アンサンブル・ウィーン・ベルリンとして新たな船出をした。現在のメンバーは、カール=ハインツ・シュッツ(Fl. ウィーン・フィル)、ジョナサン・ケリー(Ob. ベルリン・フィル)、アンドレアス・オッテンザマー(Cl. ベルリン・フィル)、リヒャルト・ガラー(Fg. ウィーン響)、シュテファン・ドール(Hr. ベルリン・フィル)で、2015年7月での日本ツアーでは大成功を収めた。
 彼等は、新たなレパートリーの開拓にも力を注いでおり、前回のツアーではドボルザークの名曲 弦楽四重奏曲「アメリカ」などを木管五重奏版で披露し絶賛を博した。

■カール=ハインツ・シュッツ(フルート)
Karl-Heinz Schütz, flute
オーストリア生まれ。オーレル・ニコレ等に師事。カール・ニールセン国際フルート・コンクール等で優勝。ウィーン交響楽団首席フルート奏者等を歴任。客演奏者としてバイロイト祝祭管弦楽団等に客演。ソリストとしても様々なオーケストラと共演、好評を博す。またウィーン・リング・アンサンブルや、アンサンブル・ウィーン=ベルリンのメンバーとしても活躍。ウィーン国立歌劇場管弦楽団の首席ソロ・フルート奏者、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ソロ・フルート奏者。ウィーン・コンセルヴァトリウム音楽大学のフルート科教授。

■ジョナサン・ケリー(オーボエ)
Jonathan Kelly, oboe
イギリス生まれ。ケンブリッジ大学で歴史学を学び、ロンドンの王立音楽アカデミーとパリ国立高等音楽院でオーボエを学ぶ。バーミンガム市交響楽団首席オーボエ奏者を10年間務めた後、2003年、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団首席オーボエ奏者に就任、また、ソリストとして定期的にベルリン・バロック・ゾリステンと共演を続け、CDの録音も積極的に行っている。また、シャルーン・アンサンブル・ベルリンとも頻繁に共演、ツェルマット音楽祭では、演奏者としてだけでなく、講師として教育活動にも参加をしている。

■アンドレアス・オッテンザマー(クラリネット)
Andreas Ottensamer, clarinet
オーストリア生まれ。幼少期よりピアノ、チェロを学び2003年クラリネットに本格的に転向、ヨハン・ヒントラーに師事。世界の檜舞台でソリスト、室内楽奏者として活躍。2009年ハーバード大学勉学中、カラヤン・アカデミー入学。ベルリン・ドイツ交響楽団首席奏者を経て、2011年、弱冠21歳にしてベルリン・フィルハーモニー管弦楽団首席奏者に就任。2013年2月ドイツ・グラモフォンと専属レコーディング契約を結ぶ。また、ウィーン・フィル首席クラリネット奏者である父エルンスト、兄ダニエルと共に“ザ・クラリノッツ”として2016年2月に来日した。

■リヒャルト・ガラー(ファゴット)
Richard Galler, fagotto
オーストリア生まれ。1987年9月より、ウィーン交響楽団の首席奏者を務めているほか、プラードのパブロ・カザルス音楽祭、札幌のパシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)ほか、著名な室内楽音楽祭に定期的に出演。2010年より、ウィーン室内合奏団のメンバーとなり、ソリストとしても、世界各地で活躍するかたわら、1997年から2004年にはザルツブルク音楽院教授、2004年3月からはウィーン国立音楽大学教授として後進の指導にもあたっている。

■シュテファン・ドール(ホルン)
Stefan Dohr, horn
ドイツ生まれ。1985年フランクフルト・オペラ管弦楽団の首席ホルン奏者に就任、2年後にはバイロイト音楽祭管弦楽団、その後ニース・ フィルハーモニック管弦楽団、ベルリン放送交響楽団にて首席を歴任。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団には1993年より首席ホルン奏者として就任。また、ソリストとして、さらにベルリン・フィル団員との数多くのアンサンブルのメンバーとして活動するほか、ハンス・アイスラー音楽大学およびカラヤン・アカデミーで指導も行っている。

公演・チケット詳細情報



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