観世能楽堂(東京都 中央区) のチケット情報

開演時間/終演予定

13:00開演/16:45終演

出演・曲目・カード

能「敦盛」　小檜山浩二、狂言「昆布売」善竹富太郎、能「安達原」　泉雅一郎、仕舞

番組

能　　敦盛（あつもり）Atsumori

一の谷の合戦で図らずも平敦盛を討ち取った熊谷直実は、出家して蓮生法師（ワキ）と称し、敦盛の菩堤を弔うため須磨の浦を訪れる。弔いをしている蓮生法師の前に敦盛の霊（シテ）が現れ、今は敵同士ではなく法の友であると告げ、平家一門の栄枯盛衰を語り舞い、最期の様子を見せ消え失せる。

狂言　　昆布売（こぶうり）Kobuuri

供を連れずに出かけた大名が、途中で昆布売と出会い、脅して太刀を持たせて供をさせる。しかし怒った昆布売は、今度は男の隙を見て太刀を抜いて男を脅し・・・。

能　　安達原（あだちがはら）Adachigahara

熊野の山伏・阿闍利祐慶（ワキ）の一行は、廻国行脚の途中、陸奥・安達原で宿を借りる。女主（前シテ）は、憂き世に生きる辛さを嘆きつつ、糸操りの業を見せて祐慶たちをもてなす。夜になり女が留守の間に供の能力（間狂言）が閨を覗き見ると、中には死骸が山と積まれており、ここが鬼の住処だと知った一行は逃げ出すが、そこに本性を現した鬼女（後シテ）が襲いかかる。祐慶たちは不動明王に必死に祈り、ついに鬼女は祈り伏せられ、姿を消す。