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山本能楽堂×藤本隆行[Kinsei R&D]
光と照明による能舞台の陰翳「安達原」
出演・曲目・カード
解説:山本章弘
能 安達原 白頭
アフタートーク:藤本隆行×山本章弘
前シテ(里女)/後シテ(鬼女):山本章弘
ワキ(山伏佑慶):福王知登
ワキツレ(山伏):中村宜成
アイ(能力):茂山あきら
笛:左鴻泰弘
小鼓:曽和鼓堂
大鼓:河村大
太鼓:井上敬介
後見:大西礼久、深野貴彦
地謡:杉浦豊彦、吉井基晴、浦田保親、越賀隆之、河村浩太郞、樹下千慧、笠田祐樹、山本麗晃
照明:藤本隆行
LED照明により、さらに美しくなった能の新しい世界をお楽しみください。
発売情報※6歳未満のお子様はご入場いただけません。
全席指定
前売 一般:4,000円 青少年(24歳以下):3,000円
当日 一般:4,500円 青少年(24歳以下):3,500円
能が、かつては屋外で上演されていたことから、
能舞台の照明もあまり演出を加えない
控えめな明かりが基本とされている。
LED照明の登場により、照明演出の可能性が
広がり表現の幅が広がった現在。
先駆者である藤本隆行が、
山本能楽堂(山本章弘)と能の新しい
舞台照明を創り上げてきた。
LED照明により、更に美しくなった能の
新しい世界をお楽しみください。
[あらすじ]
「眞麻苧の糸を繰り返し 昔を今になさばや」阿闍梨祐慶は、同行の山伏らと共に修行の旅を続けていました。陸奥に辿り着いた一行は、人里離れた安達原(現在の福島県安達太良山麓)で夕暮れを迎えてしまいます。安達原に一軒だけ見つかった年齢を重ねた女の一人住まいに、祐慶たちは一晩泊めてくれるよう頼みます。家の中で祐慶は見慣れない道具を見つけ、女に尋ねます。すると、これは枠桛輪という道具で、自分のような賎しい身分の者が糸繰りに扱うのであると女は答え、また辛い浮き世の業から離れられない我が身を嘆き、しみじみ語ります。夜も更け、女は祐慶たちの寒さをしのぐために薪を取りに行くと告げ、留守中に決して自分の寝室を覗かないようにと念押しして出ていきます。ところが祐慶の従者のひとりは我慢できず、祐慶に戒められながらも、とうとう女の部屋を覗いてしまいます。すると、そこにはおびただしい数の死骸が山のように積まれているではありませんか。女は、安達原の黒塚に住むと噂にいう鬼だったのです……。
[プロフィール]
山本章弘 Akihiko Yamamoto[山本能楽堂]
観世流能楽師・重要無形文化財総合指定保持者。亡父・山本眞義、故二十五世宗家観世左近、二十六世宗家観世清和に師事。大阪・谷町にある国登録有形文化財の山本能楽堂を中心に能の普及と継承につとめる。能を「現代に生きる魅力的な芸能」として捉えなおし、現代アートや他ジャンルの舞台芸術とのコラボレーションを通して、能の可能性を追求している。また、能だけでなく文楽、落語、講談などの上方伝統芸能の普及・啓発にもつとめ「芸能の都・大阪」の魅力発信による地域活性化にも尽力。海外公演も積極的に取り組み、シビウ国際演劇祭に能として初めて招聘を受け3年連続出演し大喝采を浴びる。平成29年の大阪城とブルターニュ大公城の友好城郭提携でも能を披露し(フランス/ナント市)国際親善にもつとめている。
藤本隆行 Takayuki Fujimoto[Kinsei R&D]
照明家・舞台作品のディレクター。アート・コレクティヴ dumb typeのメンバーとして、主に照明とテクニカル・マネージメントを担当し、21世紀に入ってからは、個人の活動の場としてKinsei R&Dを設立。LED照明を使った舞台/美術作品の制作を開始。近作としては、意識のあり方を探求した舞台作品「赤を見る/SeeingRed」や、人類の歴史を寛容/不寛容という切り口で見つめた「T/IT: 不寛容について」等がある。また、音と色彩の同期を軸にしたインスタレーション作品の制作やコンサートの演出も行い、2010年からは大阪の山本能楽堂にて、古典能の演目にLEDで照明を付ける試みも続けている。
公演・チケット詳細情報
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会場 大津市伝統芸能会館(滋賀県 大津市)
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公演期間 2019/02/02(土) 13:30
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価格 3,000円 ~ 4,000円(税込)
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問い合わせ 公益財団法人びわ湖芸術文化財団 地域創造部
TEL: 077-523-7146 -
販売元 滋賀県立文化産業交流会館
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販売期間 2018/11/23(金) 10:00 ~ 2019/02/01(金) 17:00
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販売期間外
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