ハイナー・ゲッベルス×アンサンブル・モデルン
Black on White
作品概要
Music + Theater|FRANKFURT AM MAIN, GERMANY|日本初演
最前線に立ち続ける音楽家と現代音楽屈指のアンサンブル。
「不在の美学」は、この伝説的作品から始まった
The legendary pioneering work in the aesthetics of absence from an avant-garde composer and leading music ensemble
ドイツを拠点に80年代から活躍する現代音楽家ハイナー・ゲッべルスが、ついにKYOTO EXPERIMENTに登場する。各地の国際フェスティバルでも上演されてきた“ミュージック・シアター”の代表作『Black on White』は、世界トップレベルの室内合奏団「アンサンブル・モデルン」のために書き下ろした作品。
紙の上をペンが走り、文字が書かれる。マイクで拾われたペンの音は朗読の音と重なり、やがて音楽家たちが舞台に現れる…。楽器を準備する間、ある者は書き物をし、ある者は音を立てている。インスタレーションのように空間を立ち上げながら始まるこの舞台は、ある瞬間に突然、音楽家たちによるコンサートになる。現代音楽、ジャズ、黒人音楽、礼拝音楽といった多彩な楽曲を次々と演奏する中、大太鼓にテニスボール、フルートにあわせたやかんの音、朗読音源など、楽器演奏だけにとどまらないあれこれの音が入り混じり、振付された音の群はある種の風景画を空間に描き出す。そこに作者やヒエラルキーといった中心は不在である。あるいは、舞台上にいない死者が中心ともいえる。
舞台には故ハイナー・ミュラーがエドガー・アラン・ポーの小説「影」を読み上げる声が幾度となく挿入される。東ドイツの重要な劇作家、ミュラーの演劇作品で音楽を担当してきたゲッベルスからの、ユーモアあるレクイエムのようにも聞こえてくる。
言語:多言語(日本語字幕、英語字幕あり)
Multilingual with performance Japanese and English surtitles
構成、作曲、演出:ハイナー・ゲッベルス
舞台美術、照明デザイン:ジャン・カルマン
衣裳デザイン:ヤスミン・アンドレアーエ
音響エンジニア:ノルベルト・オマー
演出助手:シュテファン・ブーフベルガー
プロダクションマネージャー:ミヒャエル・K. シュミット
電気技術監督:フランク・クラウス
照明技術:ホルガー・クレス
ステージマネージャー:マルセル・ハイデ
舞台美術アシスタント:トルステン・クノス
音響技術:フォルカー・ベルンハルト
衣裳アシスタント:ヤニーナ・バルトフーバー
出演(アンサンブル・モデルン):
ディートマー・ヴィースナー(ピッコロ、バスフルート)
キャサリン・ミリケン(オーボエ、ディジュリドゥ、ヴォーカル)
ローラント・ディリー(クラリネット)
マティアス・シュティヒ(コントラバス、クラリネット、サクソフォン)
バルバラ・ケーリク(ファゴット)
ザール・ベルガー(ホルン)
ウィリアム・フォアマン(トランペット)
ウーヴェ・ディルクセン(トロンボーン)
ヘルマン・クレッツマー(アコーディオン、サンプラー、シンバル)
ウリ・ヴィゲット(クラヴィコード、ハープ)
ルミ・オガワ(シンバル、パーカッション、スピーカー)
ライナー・レーマー(パーカッション)
ジャグディーシュ・ミストリ(ヴァイオリン)
スヴァンチェ・テスマン(ヴァイオリン)
フレヤ・リッツ-カービィ(ヴィオラ、ヴォーカル)
エヴァ・ベッカー(チェロ)
ミヒャエル・M. カスパー(チェロ)
ヨアヒム・ティネフェルト(コントラバス、エレキベース)
協力:京都市立芸術大学音楽学部、ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川
主催:KYOTO EXPERIMENT、京都造形芸術大学舞台芸術研究センター
平成29年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業
公演・チケット詳細情報
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公演期間 2017/10/27(金) ~ 2017/10/28(土)
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価格 1,000円 ~ 5,000円(税込)
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問い合わせ KYOTO EXPERIMENTチケットセンター
TEL: 075-213-0820 -
販売期間 2017/08/08(火) 11:00 ~ 2017/10/27(金) 20:00
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販売期間外
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